ルイスCティファニー庭園美術館とは?

ルイスCティファニー庭園美術館はアメリカのジュエリーブランド、ティファニー社(オープンハートのペンダントで有名)創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーの息子で装飾美術の第一人者、ルイスCティファニーの美術作品を展示している美術館です。
松江ウォーター・ヴィレッジ内にあるルイスCティファニー庭園美術館と併設されている松江イングリッシュガーデンとの複合施設となっています。
島根県松江市の宍道湖に面する所にルイスCティファニー庭園美術館はあります。
一畑電車北松江線、ルイスCティファニー庭園美術館前という日本一長い駅名の駅がありましたが、ルイスCティファニー庭園美術館は閉館となり、松江イングリッシュガーデン前駅という駅名に改称されました。

ルイスCティファニー庭園美術館前駅がなくなった事により、南阿蘇鉄道の南阿蘇水の生まれる里白水高原駅が日本一長い駅名となりました。

ルイスCティファニー庭園美術館の閉館の理由

ルイスCティファニー庭園美術館は平成19年3月31日に閉館しました。
オープンして僅か6年という短い期間で閉館となったのは松江市側とルイス・C.ティファニー庭園美術館を運営するグレコ・コーポレーション株式会社(堀内武雄社長)、堀内不動産との間で軋轢が生じた事が背景にあるようです。
ルイス・C.ティファニー庭園美術館は松江市とルイス・C.ティファニー庭園美術館との協力で運営していく方向でしたが、宮岡寿雄前松江市長が任期中に急逝され、松浦正敬市長に代わり、松江市がルイス・C.ティファニー庭園美術館との間で交わされていた約束事が白紙撤回となったことで、ルイス・C.ティファニー庭園美術館は撤退することにしたようです。
この件に関してルイス・C.ティファニー庭園美術館(グレコ・コーポレーション、堀内不動産)はホームページに「美術館の閉館及びその原因について」を公開しています。詳しい経緯はそこで確認して下さい。

グレコ・コーポレーションと松江市の間には何が?

ルイス・C.ティファニー庭園美術館は堀内社長が所有するルイス・C.ティファニーコレクションを展示する美術館の候補地を全国的に呼びかけたところ、誘致を申し出た自治体のうちのひとつである松江市にルイス・C.ティファニー庭園美術館が作られる事になりました。
ルイスCティファニー庭園美術館、ホームページの「美術館の閉館及びその原因について」によると、松江市は湖北地区の宍道湖畔にルイス・C.ティファニー庭園美術館の建設を希望していて、「出雲空港からルイス・C.ティファニー庭園美術館の間に高速船を就航させる」、その他集客活動の約束を交わしていたが、新たな市長は「できもしない事を約束した」と一方的に約束事を放置したとのこと。
また、ルイスCティファニー庭園美術館建設の調印後、日本の経済情勢悪化のため、美術館計画の中止をグレコ・コーポレーションは申し出たが、松江市が美術館建設を懇願したため、計画を縮小し、イングリッシュ・ガーデン、レストランの建設止め、ルイスCティファニー庭園美術館だけを作る事になる。その後イングリッシュ・ガーデン、レストランは松江市が作るということになる。
これをNHK松江放送局がグレコ・コーポレーションのために松江市の税金が使われているといった内容の放送がされたということです。

Update:2014-05-06

Copyright © 2007 ルイスCティファニー庭園美術館について

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